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江口克彦先生に学ぶ人間観と日本歴史座会

江口克彦(1940-)

 元PHP総合研究所・PHP研究所社長。松下電器入社後、松下幸之助氏の秘書を務める。松下電器株式会社、理事などを歴任。政治家として、みんなの党最高顧問、両院議員総会長などを歴任。元参議院議員

人間観テキスト

『松翁論語』松下幸之助述、江口克彦記、PHP文庫

日本歴史テキスト

増補改訂『日本史』渡部昇一著、扶桑社刊

「生き方に学ぶ成功哲学」

 激変する経済社会、自国の利益を最優先と考える世界情勢に、国際社会はますます緊迫の度を強めています。世界は、保護主義に傾こうとしています。企業もしかり、史上空前の利益を上げる企業があれば、一方で貧困に喘いでいる人々を作り出している現実があります。世界が混沌とする中、日本の役割、日本人の在り方、私たちの生き方が問われています。現実の日本社会は少子高齢時代で、人口減少が社会構造に影響を与えています。既存の価値親や固定観念はもはや通用しません。


 この現実にどう対応するか。つまり、私たちは「いかに生きるか」の対応を問われています。目新しさだけの安易なビジネスモデル、場当たり的政策、金太郎飴的まちづくりなどなど目先の対応はすぐに綻びを露呈させ、時代の潮流には通用しないことは明白です。まして、後付けの公共政策は論外です。世界が混沌としている今、長期ビジョンにたった確固たる「信念」が必要とされています。今、時代は切に必要とされる人材の出現が待たれています。熱き向上心、自分の仕事を通じて社会貢献する高い志を持った事業家、政治家、文化人それらを目指している人たちの出現をです。
 

 本会は時代の要請に対応するため真に問題意識を共有し価値観を共有できる人たちが本音で議論する研鑽道場として発会した勉強会です。異業種交流(安易な名刺交換会)でもなければ、同業者の集まりではありません。本会では江口克彦先生から松翁論語を通して「人の生き方(人間観)」を学びますが、それだけでは、ベースとなる自己の立ち位置を確立することは不足です。処世術を学ぶに終始するとも限りません。日本を考え、日本人として己がどう生きるか、生き方を哲学するには片手落ちです。それには自国の歴史を学ぶことが必要と考えます。なぜなら自国の歴史を学ばずして自国に自信と誇りを持てるはずはなく、自国に誇りと自信を持たずして自分自身に誇りと自信など持てるわけがないからです。いかに世界の人々とわたりあうことができるのでしょうか。「仏つくって魂入れず」となります。
 

 本会では江口克彦先生から「松翁論語」と並行して渡辺昇ー先生の「日本史」をテキストに通史で日本歴史を講義して頂きます。「日本とは何か」「日本人とは何か」「和の精神」はいかに出来たか、一つ一つが心にしみる勉強会となります。また本会は分科会として「地方創生アカデミー」を開催します。詳細は事務局までお問合せください。

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